- 趣旨
21世紀はアジアの時代と言われて久しいが、今日、日本企業のアジア進出、とりわけ、中国への進出が相次いでいる。そして、進出企業は、これまでのように
生産拠点としてではなく、販売拠点として中国を捉えるようになってきている。すなわち、「世界の工場」ではなく「世界の市場」としての中国への転換であ
る。また、中国とともにBRICsの一角を占めるインド市場の成長もめざましいものがある。
しかし、こうした中国・アジアへの進出に伴い、日系企業の抱える経営課題も表面化してきている。そこで、本シンポジウムでは、日系企業が中国・アジア
市場をどのように把握し、どのような戦略行動をとり、そして、どのような結果をもたらしているかグローバル化との関係から明らかにする。そして、われわれ
の大学院教育がそうした問題にどのように取り組むことができるのか、その方向性を探ってみたい。
--------------------------------------------------------------------------------
- パネル討論:「中国・アジアにおける日系企業の動向と経営課題」
[パネリスト]
- 迹見 正昭氏 (マツダ株式会社中国販売部主幹)
- 加藤 康二氏 (ジェトロ東京本部貿易投資相談センター主査)
- 陳 立平氏 (首都経済貿易大学商工管理学院助教授)
- 盧 濤 氏 (広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻助教授)
[司 会] 松村 潤一氏 (広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻教授)
--------------------------------------------------------------------------------
- [日 時] 2007年3月17日(土)10:00〜12:00
- [場 所] 広島大学東千田キャンパス A棟4階402講義室(広島市中区東千田町1-1-89)
- [主 催] 広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻
広島大学大学院社会科学研究科附属地域経済システム研究センター
- [後 援] 地域経済研究推進協議会、広島大学マネジメント学会
--------------------------------------------------------------------------------