平成の30年間に起きた、東京一極集中、ITやAIなどの急速な技術進歩、人口構成の変化、グローバル化の進展などを背景に、企業を取り巻く環境は激変し、経営は従来の手法では解決が困難な様々な課題に直面しています。実際、中小企業で後継者が決まっていない割合は55%を超えるといわれ(2018年)、経営者の高齢化を背景に休廃業・解散企業数は2016年以降年4万件を超える状況が続いています。中小企業の存続は一企業の問題に止まらず、地域経済に深刻な影響を与え始めています。
今回の地域経済研究集会では、先進的な発想で数多くの企業再生を手掛けられている冨山和彦氏にご講演いただき、地域金融行政を主導されて来られた堀本善雄氏、事業承継をきっかけに飛躍的な成長を実現された山田淳仁氏、様々な形で事業引継ぎを支援されている平野勝正氏にもご参加いただき、地域経済の中での事業承継・事業再生のあり方を考えていきたいと思います。
広島大学大学院社会科学研究科 附属地域経済システム研究センター
センター長 瀧 敦弘
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開催日:2020年2月17日(月) (開場:12:45)
13:15〜16:00
講 師: 冨山 和彦 氏 (株式会社 経営共創基盤 代表取締役CEO)
パネリスト: 堀本 善雄 氏 (金融庁 総合政策局 審議官
兼 内閣官房 日本経済再生総合事務局 次長)
パネリスト: 山田 淳仁 氏 (株式会社 酒商山田 代表取締役)
パネリスト: 平野 勝正 氏 (広島県事業引継ぎ支援センター 統括責任者)
挨 拶: 瀧 敦弘 (広島大学 地域経済システム研究センター 教授)
進 行: 鈴木 喜久 (広島大学 社会科学研究科 教授)
期 日: 2020年2月17日(月)
会 場: メルパルク広島 5階「桜」
定 員: 先着100人程度(無料)
主 催: 広島大学地域経済システム研究センター、地域経済研究推進協議会、
中国地域シンクタンク協議会、地方シンクタンク協議会中国・四国ブロック